みなさんは、日常生活の中で様々なコンピューターネットワークを活用しています。仕事中であれば、書類をプリンタで印刷する際も、メールで取引先に連絡するときなども知らず知らずのうちにコンピューターネットワークを使用していることになります。そもそもこのネットワークとは何かを今回考えていきたいと思います。

ネットワークの基本的な概念

コンピューターネットワークの基本的な概念を考えていきます。ネットワークという言葉を辞書で調べてみると「通信網」、「回線網」「回路網」などの「網(あみ)」という漢字がついた言葉が出てきます。つまりコンピューターネットワークとはコンピューターとコンピューターを通信させるために作った回線網のことです。例えば、私は日本人なので日本語を話します。隣国の中国人は中国語を話します。日本人と中国人がコミュニケーションをとるとき、お互いに自国語を話していたのでは会話が成り立ちません。そこで共通の言葉をして英語を使って会話をします。
コンピューターネットワークでも言語と同じでお互いに異なる通信方式をとっていたのでは会話になりません。そこで「英語」のような共通の約束事が必要になってくるわけです。

OSI(Open Systems Interconnection)参照モデル

1984年に異なるコンピューターどうしが通信するための約束事としてOSI参照モデルが策定されました。コンピューターネットワークを7つの階層に分けて通信の約束事を決めています。

・アプリケーション層(第7層)
・プレゼンテーション層(第6層)
・セッション層(第5層)
・トランスポート層(第4層)
・ネットワーク層(第3層)
・データリンク層(第2層)
・物理層(第1層)

会社の情報システム部門の人が「L3スイッチ」とか「L2スイッチ」という言葉を使っているのを聞いたことがありますか。スイッチというのはスイッチングハブというコンピューターとコンピューターをつなぐ配線を収容する装置のことで、「L2」は、Layer2のことでOSI参照モデルの第2層のことを表します。同じく「L3」は第3層のことを表します。「L3スイッチ」とか「L2スイッチ」はネットワーク層やデータリンク層の通信を収容する装置のことです。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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