これまでの日本での働き方では、年功序列賃金制、終身雇用制度があたりまえで、会社に依存した働き方が一般的でした。社内での地位や立場を確保するために、必死に働いて、参加したくもない飲み会に参加し、身を削る思いで働いていました。安定した雇用があったからこそ薄給でも頑張れたのだと思います。しかし、そんな時代は終焉を迎え、会社の業績が悪くなれば、誰でもいわゆるリストラに遭う可能性があります。退職したら、今までどんな地位の高い役職を持っていてもそれは過去の栄光。高いスキルを持っていなければ誰からも相手にされません。今後の社会は、会社依存の働き方ではなく、市場価値のある個人の能力を磨く働き方が求められています。

コミュニケーションこそ最強のビジネススキル

コミュニケーション技術とは何か。それは会話する技術、書く技術、伝える技術です。私自身、転職経験がありますが、前職でも現職でも職場の同僚と良好な関係を保つことができています。職場にインターンで来る学生から仕事で大切なことは何かよく聞かれますがコミュニケーション技術があればどんな職場でもうまくやっていくことができると伝えています。

仕事の基本は、企画であったり、稟議であったり、社員研修、プレゼンテーションなどさまざまなコミュニケーションが重要です。こんなこと書いてしまうとアレですが、コミュニケーション技術があればハッタリが効きます。たいした企画でもないのに上司や決裁者を説得でき、自分はろくにプロジェクトに専念しなくても周りの社員の協力でうまくいことこさえあるのです。

会話する技術

実は、私も会話があまり得意な方ではないのですが、会話の出だしに「こんにちは。先日は、〇〇をしていただき、ありがとうございます。」とお礼の言葉から相手より先に話すようにしています。それは、お礼を言われて嫌な気分になる人はいないからです。クレームを言わなくはならない場合でも同様に「先日は、夜遅くまで対応いただきありがとうございます。」のようにお礼から始めます。

書く技術

法律なら、「条・項・号」(じょう・こう・ごう)。会計なら、「款・項・目・節」(かん・こう・もく・せつ)。ホームページならH1、H2、H3(マークダウン)。のように基本的な構成は決まっている。ビジネスでドキュメントを書くなら、最初に見出しから考えなければならない。例えば企画書なら、現在の課題、企画の目的、計画の全体像、具体的な内容、スケジュール、収支計画などである。これらの内容や順番については社内にある過去のドキュメントを参考にするといいでしょう。見出しを考えたら、今度は、全体像の構成図やポンチ絵を描くとどんなドキュメントにすべきなのか概要が見えてきます。あとは、各見出しについて書けるところから書いていき、不明なところを調べながら埋めていくようにすると簡単にドキュメントが書けるようになります。最初から順番に書いていくのではなく、分かるところから書くのが重要です。

伝える技術

伝える技術の最も重要なことは相手に何を伝えたいか。そして、伝えたい相手が、伝えたい内容に関する知識をどの程度持っているか把握することです。
私は職業柄、社員研修の講師を依頼されることが定期的にあります。主に情報セキュリティや個人情報保護に関する研修を依頼されることが多いのですが、一概に情報セキュリティといっても新入社員へ対する研修と中堅社員への研修は全く違うものになります。新入社員には情報セキュリティとは何かを身近な事柄に関連付け説明しますが、中堅社員への研修では法制度などを理解させることを中心に研修します。数時間の研修時間をもらってもその中で伝えられることは限られてしまうので、最低限何を理解してもらうかを明確にしてから研修をするようにしています。

仕事で重要なこと(メモ書き)

様々なスケジュール管理ツールを使ってみたが、便利なのは手帳だった。

Notion、Onenote、Evernoteなどを使ったが、テキストエディターが一番便利だった。

パソコンの画面は、大画面高解像度を1台より、24インチFullHDくらいの画面2台の方が作業効率がよい。

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