WorkStyle

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■ワークスタイルの変化

新型コロナウイルス感染症により今までのワークスタイルが大きく変化している。
2019年までは遠地に出向いて打ち合わせをしたり、人を集め研修会などをしていたが、近年はそれらのほとんどがオンラインで行われている。対面での話し合いなどを重視する文化があったが、コロナウイルス感染症の脅威によりそうも言ってられない状況になった。
オンライン会議は昔から、SkypeやCisco社のWebex等があったが、ZoomやGooglemeet、MicrosoftTeamsなども盛んに使用されるようになった。Web会議上の上座・下座など礼儀作法などが問題になるほど仕事の一部になってきた。

■Web会議とセキュリティ

自宅のインターネット環境なら前記したようなどんなWeb会議のツールも問題なく使用できるが、中堅企業以上の規模の会社になるとファイアウォールやプロキシサーバー、VDI環境などネットワーク上の制約やセキュリティポリシー上の問題など課題が山積している。
それに加え、さまざまなクラウドサービスの利用などネットワークのあり方自体を見直す必要も出てくる。
ただ単純にゼロトラストネットワーク(ファイアウォールやVPNで安全な社内ネットワークを構築するのではなく、社内ネットワークにも常に脅威が存在する前提でネットワークを構築すること)にすれば良いというわけではない。
研究・開発関連データや個人情報を含むデータなどの機密データをゼロトラストネットワークで扱おうとするとセキュリティ対策にかかる費用や人件費が膨大になってしまう。

■なぜさまざまな会議ツールを使用しなければならないのか

取引先Aは、Zoomを使い、取引先BはMicrosoftTeamsを、C社のセミナーはWebexで開催するなどWeb会議ツールを1つに集約することは難しい。情報システム担当者は、さまざまなWeb会議ツールを安全に社内で使用できるようにファイアウォールやプロキシサーバーのネットワーク機器をチューニングしたり、Web会議の利用者に毎回操作説明をしないためにWeb会議ツールごとに操作マニュアルを作成したり非常に忙しい思いをしている。